ギモンを解決!方向音痴の原因4選と道に迷わない対策法!

「地図アプリを使っても、そもそもどの方向に行ったら良いか分からない…」

「目的地に行くことはできるけど、帰り道が分からなくなる…」

「なぜだか友人・家族にイラっとされる…」

方向音痴が原因でこんな悩みを抱えていませんか?

まわりに同じ悩みを持つ人がいなくて相談できなかったり、方向音痴ではない人には、なかなか理解されず、どうしたら良いのか分からなくなりますよね?

 

そこで、方向音痴の原因から対策方法までを詳しくお伝えしていきます。

最後まで読んで頂ければ、方向音痴のギモンが解決して道に迷わず、自由にお出かけができるようになりますよ。

是非参考にしてください!

 

 

1.方向音痴が特別ではない理由

「自分だけが道に迷ってしまう…」は思い込みです!

ゼンリンという地図メーカーが「大人になってから道に迷った経験はありますか」というアンケートを2016年に行っています。(注1)

アンケートの結果を見ると、約83%の人が道に迷った経験があると答えています。

「5人に4人は道に迷った経験がある」と聞くと、意外に多いなと思いませんか?

まれに「自分は道に迷うことはない!」という人もいらっしゃいますよね。

逆にそういう人のほうが、世の中全体としては少数派ということになります。

では、自分が方向音痴だと自覚している人はどれくらいいるのでしょうか?

日本自動車連盟(JAF)が2021年に行ったアンケート調査(注2)によると、「方向音痴だと思う」と「その(方向音痴の)傾向がある」を合わせた割合は、女性で約50%、男性で約30%。全体で30%、5人に2人は方向音痴の自覚があるという結果でした。

5人に4人は道に迷い、5人に2人は方向音痴の自覚がある。

方向音痴は特別なことではないのが分かります。

(注1)引用元:https://www.zenrin.co.jp/product/article/research503/pdf/material05.pdf

(注2)引用元:https://jafmate.jp/lifestyle/sp_20231118.htm

2.方向音痴が女性に多いと思われている理由

男性と女性には脳の構造に性差があります。

男性は空間認識力が高く、女性は低いとされています。

空間認知能力は方向感覚に結びつくので、これまで方向音痴と関連付けられてきました。

しかし、後天的なものも空間認知能力に影響があることが分かってきています。

現代では、男女に関係なく小さい頃から外で遊んだりと活発な女の子も多くなりました。

その為、現在に近づくほど方向感覚の男女差も小さくなっているという研究データも出てきています。

研究者の中でも意見は割れていますが、今は女性だからというよりは個人差と考える方が自然かと思います。

方向音痴ではない女性もたくさんいますからね。

方向音痴と自覚している女性の割合が多いのは、自己評価が男性の方が高いということだけのようです、

空間認知能力だけで方向音痴が決まるわけではありません。

一番大事なのは、道に迷わなくなる練習を続けることです!

 

3.方向音痴が女性に多いと思われている理由

恒常的に方向音痴の自覚のある人、それが本物の方向音痴です。

小学館 デジタル大辞典で方向音痴を調べると、「方向に関する感覚のにぶいこと。また、その人。」とあります。

しかし、道に迷ったことがある人は約80%。方向音痴の自覚がある人は約40%。

道に迷った経験のある人で、約5割は「方向感覚がにぶい」とは意識していないことになります。

実は私も、ときどき「ここはどこ?」という状態になるときがあります。

しかし、方向音痴だという自覚は全くありません。

方向音痴の中には、方向感覚が一時的ににぶくなる人もいれば、恒常的な人もいる事が分かります。方向音痴で悩みを抱える人は、本物の方向音痴の人たちです。

 

4.方向音痴の原因4選!

①空間認知能力が低い

②正しい下調べの知識が不足している

③道を覚える記憶力が低い

④方向音痴のレッテルを付けてしまう

 

方向音痴の原因は4つ。

この4つが複雑に関係し合って方向音痴になります。

原因を知ることで理解が深まり、対策方法の理解もしやすくなります。

しっかり確認しましょう!

原因よりも対策法を知りたい方は、5.道に迷わない対策法をご覧ください。

 

①空間認知能力が低い

自分の見ている位置からだけではなく、空間にある位置や大きさ、速さなどを素早く正確に理解できないことが原因の一つです。

例えば、ここを右に曲がったから、帰りは左に曲がれば戻る。

地図アプリで「あと100mで右折です」と言われ、どれくらいの距離か分かる。

(1)自分と対象物との位置関係が分かる (2)そこから記憶をたどって答えを出す。

この2つができていないと方向音痴になります。

また、空間認知能力は生まれながらのものと後天的に備わったものの2つがあると言われています。

生まれながら脳には性差があり、空間感知能力にも差があると考えられています。また育った環境など、後天的な要因も関係すると言われています。

 

②正しい下調べの知識不足

出発地点からの目的地の方向、道順、目印の3点が上手く調べられていないと道に迷う原因になります。

地図の確認もせずに目的地に行こうと思っても、多くの人は目的地に着くことはできません。

方向音痴の人の中には、下調べはしているけど道に迷ってしまうという人もいると思います。

その場合は、出発地点からの目的地の方向、道順、目印の3点の決定の仕方が上手くいっていないことが原因になります。

 

③道を覚える記憶力が低い

曲がるポイントの目印や目的地までの風景、地名や施設の名前を記憶する能力が低いと方向音痴の原因になります。

・曲がるポイントの目印は決めたけど、いざ歩いてみると間違える。

・地名や施設の名前を間違って覚えていた。

・初めて行く目的地までの道のりで、曲がり角や風景などのポイントとなる場所を見ていない。

このように記憶が曖昧だと、行くことはできるが帰ることができないということも起こります。

子どもや老人が道に迷いやすい原因は、この記憶力の未熟さや低下によるものだと考えられます。

 

④方向音痴というレッテル

方向感覚は使わないと劣ってきます。

「方向音痴」というレッテルが貼られると、方向音痴を改善するという行動を起こさなくなるというのが最後の原因です。

「私は方向音痴だから」「私は女性だから」ということを理由にして、友達や家族にまかせ、後を付いて行けば良いと思っていませんか?

人まかせにして何もしないと方向感覚はだんだんにぶりはじめますよ。

 

5.道に迷わない対策法

道に迷わなくなる手順は、次の5ステップです!

私も旅行などに行くときは、このステップで道を覚えています。

ぜひ参考にしてみてください!

①スタート地点から見て目的地がどの方向にあるか地図で確認する。

東西南北(上が北、下が南)どの方角に目的地があるか大まかに確認する。

②目的地の方向にある一番目立つものを記憶する。

進むべき方向に何があるかを知ると、それが近くなれば目的地も近くなっていることが分かります。

③選ぶ道順は曲がる回数が少ない、大きい道を選ぶ。

曲がる回数が多いと、道に迷うポイントが増えてしまいます。

また、大きい道は目印になるものが多くなります。

曲がる回数を減らし、目印にできるポイントを増やしましょう。

④曲がり角などの重要なポイントの目印には確実に特定できる2つの目印を探す。

目印には特定できる固有のものを選びます。

コンビニなら〇〇店、銀行なら〇〇支店、信号ならその信号名になります。

また、一つだとその目印の左側なのか右側なのか分からなくなることがあります。
できれば2つ以上を探しましょう。

⑤道に迷ったら一旦止まる

道に迷ったまま移動すると、自分の認識しているところから更に離れてしまいます。

迷ったときは一旦止まって、①に戻って確認していきましょう。

 

6.方向音痴の運転レベル別対策法

方向音痴の運転レベルを4つに分け、それぞれの対策法をお伝えします。

運転では、安全確認、車の操作、道順を覚えるなど、注意することが増えます。

どれも省けないし、同時に行うことの多さが歩きと違うところですね。

 

①カーナビを使えば目的地に行ける。

何もいうことはありません。安全運転でドライブを楽しみましょう!

 

②通い慣れたところは行けるけど、初めてのところは怖くて行けない。

運転は問題ないけど、道に迷ってしまうので不安な人です。

5.道に迷わない対策法を繰り返し行いましょう。

道に迷わなくなれば、行きたいところに行けるようになります。

 

③カーナビを使っても道に迷って、目的地に着かない。

カーナビ通りに運転できていない可能性が高い人です。

曲がり角やその車線の数、五叉路などの間違えそうな箇所は、事前Googleストリートビューなどで実際の画像で確認しておきましょう。

 

④方向音痴が酷く運転がキライ。

運転を無理にするのはやめましょう。

どうしても運転しなければならないときは、5.道に迷わない対策法を繰り返し行いましょう。

 

7.まとめ

・方向音痴は特別ではなく、5人に2人は自覚あり。

・方向音痴には、一時的と恒常化の2種類がある。

・方向音痴の原因は、空間認知能力、正しい下調べ、記憶力、方向音痴のレッテル。

・方向音痴に明確な男女差はない。

・道に迷わない方法は、出発地点からの目的地の方向、道順、目印を正しく調べること。

・運転も歩きも、方向音痴の対策法は同じ

 

今回は方向音痴の基本から原因、対策法までをまとめてみました。

方向音痴で悩んでいる人は多いと思います。

方向音痴の対策は、ダイエットと一緒で継続性が大事とも言われます。

記事中にある対策方法を繰り返し続けてみてください!

 

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